特集

渋谷区テイクアウト・デリバリーMap利用アンケート調査

渋谷区が4年前から始めたコミュニティイベント「おとなりサンデー」

 

「渋谷おとなりサンデー」は、”ふだん話す機会の少ない近隣の人ともっと顔見知りになる日”。と渋谷区で定め毎年6月には渋谷の様々な場所で近隣の交流促進イベントが開催されています。

 

しかし、現在コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていましたが「今年はオンラインでおとなりサンデー」と新しいチャレンジが始まっています。

 

そんな「渋谷おとなりサンデー」の活動の一環として渋谷区のコミュニティFM「渋谷のラジオ」と「おとなりサンデー」が連動した番組「渋谷おとなりサンデー@渋ラジ〜いまおとなりさんは何してる?〜」という番組が5月15日に放送になりました。

 

こちらにこの渋谷区テイクアウト・デリバリーMapを運営する恵比寿新聞髙橋と代官山ひまわり藤田がお邪魔しました。なぜ出演したかというと今回我々が作ったテイクアウトMapを番組のテーマとして今渋谷ではテイクアウト・デリバリーの利用がどのように行われているのか?そしてこの先どんなニーズがあるのか?シブヤ大学の学長左京さんとナビゲーターのニカモトさんと共に1時間お話いたしました。

番組が始まる前日に利用アンケートを集め番組内でも紹介するという構成でスタート。沢山の方がアンケートに応えてくださり非常に参考になるデータが取れました。このデータを是非うまく飲食店さんに役立てられるようにこちらで公開したいと思います。

 

Q:1週間の自炊とテイクアウトの比率は?

まずは1週間のうちどのくらいの頻度でテイクアウトを利用しているのかというアンケートです。こんなデータが出ました。

・毎日 16.1%
・2日に1回 32.3%
・週1回 35.5%
・利用しない 16.1%

お答えくださった方の約8割はテイクアウトを利用。一番多い数字となったのは「週1回」という数字がでました。毎日利用している人と全く利用しない自炊層の方が同じ数字の16.1%。結構皆さん利用しているんだな~という数字でした。

 

Q:比率が多いのは昼ごはん?晩ごはん?

テイクアウト利用、昼ご飯と晩御飯の比率を調べてみました。地域によっても昼の人口の多い渋谷中央や夜の人口の多い代々木・上原・富ヶ谷・幡ヶ谷・笹塚など差はあるにせよどれぐらいの利用頻度に差があるのか。

「どちらも同じ比率」も含めると圧倒的に「お昼ご飯」のテイクアウトが多いことがわかりました。今回のアンケートでの晩ごはんの利用率が29%。次回は地域別に分けて調べてみるともっと見えてくるものがあるのではないかと感じました。

 

Q:テイクアウト
デリバリーサービスで
どんなものがあったらいい?

実際にテイクアウト・デリバリーを利用している方からどんなものがあったら良いか聞いてみました。ずら~っと紹介したいと思います。

 

A:家でひと手間かけると完成するようなミールキットと出来上がったお惣菜のあいのこのような。以前フレンチのテイクアウトで「チーズをのせてトースターで5分加熱してくださいね!」というものがあって、おうちでアツアツのが食べられてうれしかったです。

A:容器持参で家庭料理に近いものを量り売り

 

A:小さな惣菜や野菜のおかず、カレールーや丼の具だけなどごはんは無が選べたら嬉しい、辛さの表示(子どもが食べられるかなど)

 

A:これから暑くなるので お惣菜に関しては真空パックされていると安心ですね^_^

 

A:お皿を持って行っても構わないので、お店で出しているものと同じものが食べたい。また20時以降、なるべく遅い時間帯までサービスがあるとありがたい。

 

A:一人暮らしで自宅でテイクアウトして食べる事が大半なのでおかずだけ売って貰えたり、カレーもルーだけとか選べるとコストも下がり家計にも助かります

 

A:フードロスにつながる作り置きはせず、事前予約でロスがないようにしてほしい。・余った食材などあれば「救ってフードロスおまかせ盛り」などにしてフードロスを防ぐ工夫をしてほしいです。・白米はつけるつけないの選択肢を。・家庭向けにあえて薄味にしたお弁当を作ってほしい。

 

A:マイ弁当箱(ゴミの削減のため)

 

A:テイクアウト好きですが、容器などゴミが出るのが気になります。容器に詰めてくれるテイクアウト増えたらうれしいです

 

環境配慮を気にしたアンケートが多く驚きました。そして自炊を手助けする「半調理」したものが人気ですね。その他お弁当ではなくおかずだけ売ってほしいやお皿を持っていくので量り売りしてほしいというリクエストもありました。

 

Q:アフターコロナも
「テイクアウトMap」を
活用していくには?

緊急事態宣言も解除されいわゆる「アフターコロナ」の後もこのテイクアウトMapの利用方法・活用について皆さんにアイデアを出していただきました。

 

A:お店が情報更新するSNSがリンクされているだけでも、一気に近隣のお店の最新情報を閲覧できるという意味で『食べログ』以上の価値がある気がします(食べログは利用者の感想メインなので、お店のおすすめメニューなどがわかりづらいです)。お店同士のコラボや「地域でワンコインスタンプラリー」的なイベントにも利用できたりしないでしょうか? また、テイクアウトの利点として「今まで気になっていたお店の味が気軽に楽しめる」という意味があったような気がしています。はじめてのお店の店内で飲食するとなると「一杯飲んで一品食べて帰る」ということが難しい場合も(だからこそ食べログのようなものが重宝されるわけですが)。「お試し」のような感じで週一だけテイクアウトのような試みが続いたら、結果的に地域のお店の活性化にならないかなと思っています。

 

A:リモートから会社出勤が戻り、会社でまとめて購入してもらいたい。

 

A:コロナのあともお惣菜屋さん的につかえるのではないかと。さらに細かな料理のメニュー詳細と量がわかるようにすれば利用する側も便利かと思います。

 

A:コロナの完全収束は何年か先になるはず。それまでは可能な店はテイクアウトを続けて欲しい。

 

A:コロナ後も何らかの形で、テイクアウトを残して欲しいし、そのためにも適宜アップデートしていただけるとありがたい。

 

A:年配の方、足腰が弱い方、乳幼児を育てている方など買い物に負担を感じている方は、収束後も活用したいのではないでしょうか

 

A:お店さんもデリバリー、テイクアウトを続けてほしいです♥️

 

A:恵比寿在住なので富ヶ谷とか幡ヶ谷とか知らない街のお店がみれて面白い。コロナ収束後もそんな遠くの店からお取り寄せできたらいいですね。

 

A:食べログと同じにならないように地域コミュニティとしての温かみが感じられるような独自の情報や取り組みがあってほしいです。近くのお店を何店舗かまとめてオーダーすると地域のデリバリー隊のような人がお届けしてくれる。など。

 

A:賃貸で6年住んでますが、今回このマップを通じて初めてコミュニティに属していることを意識しました。同じコミュニティにいるからこその食を通じたコミュニケーションや、新しい食の楽しみ方やつながりが生まれたらいいなと思います。

 

A:継続してテイクアウトができたら言うことなし。 あとは食べログにかわる、地元色の強い口コミも掲載できたらいいかも。

 

A:おうちだとアレンジして楽しめるのが嬉しいです。例えば、えびす安兵衛さんの「自家製叉焼盛り」で「叉焼エッグ」にしてみたり。トラットリアヴィバーチェさんのミートソースを包んで自家製パンを焼いてみたり。お店で食べている時から絶対に美味しいだろうと思いつつメニューに無いので出来なかった事が、おうちだと出来るのは良いところだと思います。

 

A:情報が古くならないように、各お店が自分のページをアップデートできるようにする。今支えてあとで使える、購入すると区がアドオンで支援する(プラス100円とか)お食事クーポンを作る。

 

A:テイクアウト文化は飲食店にとってはあまり良いことではないのかもしれないけど、コロナ明けにもテイクアウトを続けてほしいのでこのままのサイトでいてほしいです。

 

圧倒的に「コロナ終息後もテイクアウトを続けてほしい」という声が多数でした。その他地域コミュニティの温かみのあるようなレビューサイトという点でも大きなヒントを頂けました。引き続き皆さんのご意見を参考にしながら日々アップデートしていきます。

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